2011年10月21日金曜日

中国では瑞鳥である鳳凰が桐の樹に宿り竹の実を食べて成長するという故実があり
慶寿の植物とされていました。
竹も松と同じく長寿で秋にも葉が落ちず色が変わらない。
しかも一直線に延び弾力性も強く折れにくい。これを人生に比して節操の堅いことを
賛美しました。
竹は霊的なものとして扱われ神霊の依代(よりしろ)として、また招代(おぎしろ)
として現在でも神事には必要欠くことのできない植物で、地鎮祭や七夕時にも主役として
使用されています。
また節操の高いものの代表として四君子の一つに数えられ、こうした考えが松と梅と
結びついて三寒三友(松竹梅)の観念を生み出して一般に広く知られています。

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