2011年10月28日金曜日

和服の柄と装身具の起源

写真は古代の女性像です。
古代では何かが有る時は、写真にみられるように女性は鬘(かつら=草花で髪を飾る)を巻きました。
これを桂とも言います。
頭に巻くターバン針巻ともいいます。
  このルーツは挿頭花(かんざし)で、花の生命を自分の体につけることによって、自分が元気になり、幸せになるという生命触れ合いの信仰からきています。
 現在でも花嫁が結婚式の打掛を着た時に角隠しをします、それも鬘であって女が聖女になるため、神に仕える女になるために巻くものです。
人間も自然の一部ですから自然の中に調和して、自然のサイクルと生命のサイクルが一致していれば幸せなのです。そのために自然のものを身に付けて生命の活力を得ようとしたのです。
 生の植物を装身具にする知恵から次第にそれが進化し、糸花、鼈甲(べっこう)、珊瑚、金銀にと取って代わられるようになり。草花は着物の文様として残っていきます。それが和服の柄です。
 和服の柄は審美的に模様を配するというよりも、自然崇拝の信仰心から来ています。

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