2011年11月5日土曜日

ドラマ「江」を見て思う

お市の方役の鈴木保奈美さんの着物姿は大人の女性のしっとりとした感じが出ていて素敵でした。それに劣らず宮沢りえさんの着物姿も素敵です。
 宮沢りえさんの伊右エ門のお茶のコマーシャルの着物姿は、以前から何とも言えない品の良い色香が漂っていて素晴らしいと思っていたのですが、「江」のドラマの着物姿もやはり素敵です。
 彼女は着物にはもってこいの体形をされているのです。
着物を着た時は襟足から肩先に流れる肩山のラインが大切で、宮沢りえさんの肩山の流れは大変優しい流れになっていて色香を増幅させています。
 対丈の小袖は男性の着付と同じように、帯の位置は前は下腹部にあてがい、後ろに行くほど少し脇上がりに巻きつけて後ろでは腰の位置で結びます。
茶々も同じように下腹部に帯を当てがい腰で結んでいるのですが、腰骨の位置が高いのでしょうね、他の役者よりも高い位置に帯が巻きつけられているように見えます。
彼女達はスタイルが良くでウエストも細いでしょうから、あのような着装をするには恐らくバスタオル一枚では足らないくらいに補正をしています。
対丈の小袖はウエストに補正を入れていないとあのような素敵なシルエットはでません。
ウエストが窪んだままですと帯はウエストの細い部分に上がってしまって、無様な着装になってしまいます。対丈で帯も細いので着装は簡単なようにおもいますが、そこが天正小袖の着装の難しさです。
 腰元達まできれいに補正をして皆さん素敵に着こなしています。見ていて気持ちがいいです。

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