2011年12月7日水曜日

帯びと着物の色合せ

色目と言うのは遠目でもはっきりと分かりますので良く似合う色を選択するのは大切です。
思わぬ色の組み合わせが素敵で装いの効果を高めるということはあります。
  色目に付いては別に約束事はありませんので組み合わせは自由ですが、垢ぬけて見える色合わせがありますのでご紹介します。
 (1)
着物と帯の地色を同系色の濃淡で合わせる組み合わせです。
(2)
きものの柄色の方が目立ちますので、着物の柄色の一番目立っている色目に、帯の地色を合わせるか、同系色の濃淡で合わせる組み合わせです。
上図の写真の訪問着姿の左は裾が濃いグレーの色を使用していますので、帯は其の色に合わせたコーディーネートをしています。
右の写真も同じく着物の柄色は金色ですから帯も金色地に合わせてあります。
スッキリと垢ぬけした色合わせになっていると思いますが如何でしょうか。
(3)
昔は濃い色の着物には薄い色の帯を合わせる。
薄い色の着物には濃い色の帯を合わせるという色合わせをする人が多かったのですが、きつい色合わせですから最近はきつい色合わせを避ける人が増えています。
 これを参考にして頂ければ結構垢ぬけた色合わせになります。
 
 *柄の調和
これも約束事はありませんので自由ですが、花鳥風月は花鳥風月同志のはんなりとした雰囲気で組み合わせる、幾何学模様は幾何学模様同志の組み合わせがスッキリします。
縞模様の着物にには人形柄や置き物などの道具柄などがよく合います。
 吉祥文様には有職文様を組み合わせると重厚な組み合わせになります。

0 件のコメント:

コメントを投稿