2012年1月29日日曜日

幸せの秘訣

「求めることなく愛を与えていると幸せになる」という言葉があります。
人はどちらかというと愛されることの方を強く求めます。
しかし人間には「忘れる」「飽きる」「慣れる」という本能がありますので、男女愛は初心を忘れてそして馴れ合いからついには飽きてきます。
先日もサウナに入っていますと隣に座っている二人ずれの三十半ばの男性が、女の話を盛んにしていました。
あいつはいけると思うから近日中に落としてみせるなんて言っていました。
「嫁はんにばれたらどうすんねん」「その時はごめんちゃいと謝ったらしまいや」なんて話です。
結婚してからでも直ぐにそんな不埒なことをする男も少なくありませんが、大方はしばらくは嫁さん一途でしょう。ところがしばらくすると初心を忘れて、ときめきが薄れた分を他の方向で補おうとします。
女性は子供の育成に追われて、ときめきの薄れたことは子供の育成で紛れていますので、他の方向に目を向けるのは圧倒的に男ですね。
今は離婚率も高くなっています。
同じ殺人を犯してもその動機のおいては情状酌量があるように、離婚の理由にはどちらにも言い分があるでしょうが、その直接の原因を作るのは男の方が圧倒的ですね。
男は総体的にロマンチストだから愛を求めすぎるのですね。
この年になってよくわかるのですが愛は与える対象者が存在するだけで幸せなのです。
与えることに専念すれば心が潤い幸せな気分になれます。
そんなことを言っても「それに値する相手ではない」なんてことをよく言いますが、自分が選んだ相手ではないですか。全て自分が撒いた種なんですから、それに値する相手でないといえば、自分の種の撒きかたが悪かった、そんな自分は蔑んでいる相手よりも馬鹿になってしまうのです。
一緒になるときは何か惹かれるものがあるから一緒になったのですから、求めないで愛を与えることに一生懸命になりましょう。それが幸せになれる最大の秘訣です。
秘訣というのは、一番近い夫婦愛が薄れていては幸せになれる筈がないからです。
これも一度失敗して今は幸せだから分かるのですね。そういう経験のない人にはわからないかもしれませんね。そこのところが生きて行く難しさですね。

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