2012年1月31日火曜日

良い先生とはどういう先生か

読売テレビのtenという番組で大阪の教育改革を取り上げた放映をしており、tenでは「どういう先生が良い先生か」ということで意見募集をしていました。そこで私も考えました。
 今は一言で言えば子供に甘すぎます。
大人が確かな認識をしておかなければいけないことは、どんなに素晴らしい科学も芸術も全て物真似から始まっているという事実です。
真面目に物真似をして確かな基礎を築いた人が後に大きな個性という才能を発揮できるようになるということです。
学校教育はその基礎を築く場です。よくゆとり教育とか個性の尊重なんていわれますが、そんなことは確かな基礎を築き上げる妨げとなるだけです。
確かな基礎があって、その上に個々の努力と情熱で個性というすばらしい花が開くのだという、確かな認識をもっておられる先生が先ず良いです。
そのことを前提にして、確かな基礎をどのように築き上げるように導くかが次の課題です。
それは真面目に勉強に取り組める教室の雰囲気作り以外にないでしょう。
最近の子供は自分の親にもどつかれたという経験がなく、甘やかせて育てられていますので、先生だけでなく大人全体を舐めているところがあります。
学校は好きだけど勉強は苦手だ、嫌いだ勉強なんかしたくないという子供も少なくありません。
そういう子供は学校で暴力を振るったり授業中の雰囲気を壊したりします。
とうぜん真面目に勉強出来る雰囲気が壊れてしまいます。
今はそれが教育現場の最大の障害でしょう。
そういう子供に毅然と立ち向かって大人しくさせる。勉強が嫌いなら嫌いでもいいから自分の受け持ちの時間だけは、大人しく猫をかぶって付きあわさせるくらいの厳しい先生がいい先生です。
教えるということはある意味で戦いですから、その戦いに毅然と立ち向かっていく迫力、情熱、根性、勇気を備えた先生が良い先生なのです。
そのためには、父兄も教育委員会も、そういう先生をバックアップする体制を作らなければ、そういう情熱のある先生は育たないでしょう。
愛情は必要ですが甘やかせては良い子供に育つことはありません。
昔から「可愛い子には旅をさせ」、「愛の鞭」という言葉があるではないですか。
なぜここまで大人がだらしなくなったのか。そういうこともズバット指摘出来るくらいの迫力のある人が先生になっていただきたい。
それが良い先生だかです。

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