2012年2月8日水曜日

教育者の考えのずれ

西宮でバウチャー制度が実施されているそうです。
これは進学をしたくても貧しくて塾に行きたいけれども行けないという子供に塾代を補助する制度だそうです。
これに大阪の橋下市長が目をつけ、大阪にも取り入れて実施するということです。
橋下市長の考えに対して、教育員会の陰山という人が、「学校教育よりも塾を重視しているということではないでしょうか」と皮肉めいたコメントをされているのをテレビでみました。
その陰山さんのコメントを聞いて、教育委員会の人の考えは実社会の現実からずれているなぁーと思いました。
子供たちに聞きますと塾に行けば学校では教えてくれないことを教えてくれる。また分かりやすく説明をしてくれるので、理解しやすいなどと意見を述べています。
現実に進学を目指している人は塾に行かなければ進学できない。競争に勝てないのです。
学校教育では「差別になる」「平等に」という方針の下で画一的な指導を行なっています。
その弊害が学力低下につながって来ている。学校だけでは競争に勝てない。その結果が進学を目指す者は塾に行かなければ仕方がないというのが現実です。
学校教育者は自分たちの教育方針に対して自負しているようですが、それならば学校教育で十分に競争に勝てるように教育をすればいいではないですか。それが出来ていないから塾に行くのです。
この現実を踏まえて教育を捉えていなければ、ずれていると言われても仕方がないでしょう。
世の中は全て競争原理で成り立っています。
成績はその子供が頑張った、努力したという精神力の象徴でもあるわけですから、採用する時は成績の良い人から採用するのは当然の行為です。そのことはどの時代においても基本的には変わらないでしょう。
競争はなくならないのです。それが人間社会なのですから、学校教育にも競争原理を取り入れて競わせることも必要ではないかと思います。
例えば運動会の時には選抜のリレーは行わない。等級を決めない。それが子供たちの団結や協調性を高めるとでも思っているのでしょうか。
橋下さんがあらゆる意味で教育改革を唱えているのには共感できるところが大です。

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