2012年3月27日火曜日

阿鼻地獄(あびじごく)

仏教では五戒、五戒とは・不殺生(ふせっしょう)・不偸盗(ふちゅうとう)
・不邪淫(ふじゃいん)・不妄語(ふもうご)・不飲酒(ふおんじゆ)のことで、これを犯した者は極悪人で、極悪人はこれ以上の苦痛はないという地獄世界の最下層に堕ちます。
極悪人を待ち構えているのは体長四千キロもある銅製の地獄番犬、鉄製の蛇、64個の目と長さが40キロの牙、八つの手、十八本の角を持つ鬼たちによって、間断なく苦痛が与えられます。
阿鼻地獄は「無間(むげん)地獄」とも言われます。
つまり間がなく責の手の苦痛が与えられます。
他の地獄では、死んでも生き返らされますので、その一瞬でも苦痛から解放されますが、阿鼻地獄はそれがないために、最も恐ろしい地獄だといわれています。
しかも他の地獄は一層下がる度に苦痛が十倍に増しますが、阿鼻地獄は例外に大焦熱地獄の千倍にもなります。

0 件のコメント:

コメントを投稿