2012年4月20日金曜日

若者達に苦言

春が来た

今年も不景気ですから、大学を卒業しても就職ができなかったという人も少なくありません。
本人も辛いし親御さんも切ないと思います。
気の毒ですが、そういう感情論と区別して、現実を確りと把握して置くことが重要です。
人は皆平等と言いますが、それは人権は誰にも犯されることが無い荘厳なものであるという意味での平等であって、社会生活上は平等ではありません。
生まれながらにして社長を約束された人もいれば、いくら努力しても報われないという人も現実にはいます。社会は力関係で成り立っています。
力のない、また向上心の乏しい人には社会は無情に映るかもしれませんが、考え方によっては力関係で成り立っているから世の中は面白いのです。
人は誰もが良い生活(物質的に恵まれた)をしたいと望んでいます。それを実現するにはお金をより多く稼げる人になる以外に方策はありません。
お金は自然現象とは別に、高い方に逆流します。
お金は社会的に地位の高い人の所に流れて行くのです。それが分かっていれば、自分も医者や弁護士などの特別なライセンスを所持するか、サラリーマンなら管理職以上の役職につけるようにならなければいけません。
大学でもレベルの高い大学と、そうでない大学というように現実にはランク付けがされています。
就職活動が始まればレベルの高い大学の、それも成績の良い人から順に就職先が決まって行きます。自由主義というものはそういうものです。
それが現実ですから、自分も優先選考されるように良い大学に入り、よい成績を取れるように頑張るしか方策は無いのです。そういうことから逃避しようとすれば、物質的に豊かな生活は諦めなければいけません。
大学に入れば学生時代を楽しんで遊んだ人は、その分当然遅れを取るのですから、就職活動で落ちこぼれたということになります。楽して遊んだ分遅れをとってしまうのですから自業自得です。
己の行いは必ず形となって現れてきます。その真理を知って平等に与えられた時間を如何に自分のために有効に使うかということです。
人生は時間です。その時間を如何に有効に使うかということで人生に中身がきまってきますので、難しい勉強は教えられなくても、そういう人生哲学は親が確りと教えてあげるべきです。
そういうことは学校の先生の教える範疇ではありません。

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