2012年7月23日月曜日

自分の価値は誰が決める

我が団地内の欅林

若い人だけに限りませんが「自分では頑張っている」とよく言います。
そのことが自分の成長と繁栄を大きく妨げているところが大です。
学院に携わっているときに自分の価値は誰が決めるかを聞いたことがあります。
「自分」と答えた人も少なくありません。誰もが自我と自負心を抱いて、「自分はえらい。賢い」と思って生きています。人はそう思わなければ切なくて生きていけないのです。
でも何かに取り組んで自己実現を目指す場合はその自己認識は妨げとなります。
自分では頑張っている、努力をしていると思っていても、その評価をするのは自分ではありません。例えば10人の内で7人以上の人、いや7人もいりません、何人かがあの人は駄目だと評価すれば、その人は駄目なのです。
自分では頑張っていると思っても、他者は頑張りが足りない、頑張り方の方向性が違うと思われているのです。そう思われれば、それがその人の値打ちなのです。
自分では頑張っていると思っても、そういう評価を受ければ、その人の立場は向上しないことになります。
若い人だけでなく、そういう考えの人は少なくないのではないでしょうか。
何かに取り組んだ時に、私は一番大切なのは情熱と素直な気持ちであると思っています。
素直とは人の意見を聞き入れて自己改革に取り組める人ということです。
どんなものに取り組んでも自分が抜きん出なければ理想の実現はありません。抜き出るためには血のでるような頑張りが必要です。その頑張りは自己判断でなく、人様からよく頑張っていると評価される頑張りでなければ成就はしません。そのためには人のアドバイスを素直に受け入れる心が大切です。

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