2012年9月29日土曜日

大人になれない男


「俺は妻や子供のために頑張っている」と唱える男がいる。
そういう男に限って妻に対して、「俺が働いているから家庭が成り立っている」「俺のお陰でお前は生活できている」「偉そうに言うのならお前が仕事に行って俺と同じ位に稼いで来い、お前にはできないだろう」という男も少なくありません。

 そう言われると妻は、自分には今はそれだけの力がないので怯んで何も言えなくなってしまいます。

そういう妻たちに対して何も怯むことはありませんと申し上げたいです。

 そういう拙い男に対しては、「偉そうに言うけど、あんたに子供が産めますか。そんなに甲斐性があるのなら子供を産んでみなさい」と言えばいいのです。そんなことできる訳がありません。

同じく夫が妻に「お前が仕事に行って俺と同じだけ稼いで来い」それも出来る訳がありません。

 お互いに出来る訳がないという点では五分五分であって、男は自分の稼ぎだけを誇示するのは拙いことです。

 夫婦には各々に異なった領分と責務があって、お互いに出来ないことを補い合って共生をしているのが夫婦です。

 子供は6歳という幼さで既に親に恩返しをしていると言われています。

結婚をして家庭を持って妻がいて子供が出来て、「よしもっと頑張るぞ」という気持ちを奮い立たせてくれます。だから男は頑張れるのです。

妻がいて家庭を守ってくれるから安心して仕事に打ち込めるのです。

 男が自分が稼いでくるお金のことばかりを口にするのなら、自分の稼ぎは自分で勝手気ままに使えるのですから、結婚なんかしなくて独りでいればいいのです。

 家庭の仕事なんか男の仕事に比べたら軽いものだと男たちは妻を侮っていますが、子供を育てる大変さが理解できていないからです。

 私などは毎日子育てに追い回されているよりも、仕事に行っている方がどんなに楽かと思います。

 自由のない束縛されたかたちで子育てに追い回されて、仕事に対する自分のロマンまでも捨ててしまわなければいけない女性たち。だから結婚はしたくないと思う女性が増え、それに伴い少子化や結婚をしない人が増えているのです。そんな中で自分と結婚をしてくれて、自分のために家庭を守ってくれている人がいる。それだけで十分感謝しなければいけないでしょう。それを理解できていない男は大人に成りきれていないのです。

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