2012年10月27日土曜日

エッセイ「人生探訪」楽しみに付いて・その十

 男女愛だけでは駄目、また親子関係においても長きに渡って喜楽を維持していくことは現実として難しいことは実証されています。
人は生きている限り楽しく暮らしたいという願望が強いので、大切なお金を使った娯楽や趣味に興じます。
 娯楽や趣味は楽しいです。確かに面白いのですがお金を出せば簡単に得られる楽しみは刹那的です。
面白さを得ても直ぐに忘れて次の楽しみを求めます。次々に湧出してくる欲求を実現できればいいのですが、大抵の人は時間的、経済的に限度があって、我慢辛抱を強いられる間隔が長くなるのが通常です。
 我慢辛抱が伴うから楽しいのだと言える心のゆとりのある人はよいのですが、大抵の人はそれでストレスを溜めてしまいます。
 ストレスが溜まるからサラリーマンやOLの皆さんは、仕事が終わってから近場で遊んだり、飲み食いをしてストレス発散をします。でもそういう遊びは一時的であり結局全てはお金ですから、最後は大きなストレスに発展してしまい永続性のある喜楽とはなりません。
 外に勤めに出ている人はそうして一時的でもストレス発散できますが、家にいる奥様方はそれはできません。
留守を守り家計を任されている奥様は、夫が貰ってくる給料を考え、将来の子供のことを考えれば働きに出ている人のように贅沢はできません。始末をして切り詰めて家のために尽くしています。


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