2012年11月10日土曜日

エッセイ「人生探訪」楽しみに付いて(その22)

仕事が楽しいと感じて生活している人は毎日を楽しんでいます。
自分は不特定多数の皆様によって生かされているのですから、健常者の全ては仕事をしなければいけないのです。同じ仕事をしなければいけないのであれば、毎日楽しんで仕事をしなければ自分が惨めではないでしょうか。しかし、楽しんで仕事をしている人の方が少ないのが現実です。仕事は辛い楽しくないという人はそのままでは益々面白くない人生になります。環境は容易に変わることはありませんので、そういう方は、、「働かせて頂いて有り難い」という気持ちを持てばいいのです。そういう気持ちになれば仕事は苦ではなくなります。
 ストレスが溜まらなければ、体力と気力にゆとりがでてきますので、他の場で自分が楽しんでやれる趣味や勉強をすればいいのです。
例えば、私の行っている着付けですが、自分で選択して来られたにも拘わらず、不熱心な人の方が多いのが現実です。でも中には楽しんでお稽古している人はいます。そういう人は上達も早いので、こちらも優秀なスタッフがほしいので当然のことながら、指導する方に回りませんかと誘います。
そういうことで、今では独立して事業を行い男性と肩を並べるくらいに稼いで活躍している人が何人かおります。何か楽しんでやれる趣味をもって勉強していれば、それが高じて本業になるということはあります。
そういう人たちの出発点は、ご主人は仕事人間で帰りが遅い。また主婦業は面白くない。生き甲斐にはならないということで鬱積したものを抱えていた人たちです。
それがたまたま私の行っているきもの学院に来たことがきっかけで、頑張ってお稽古事を初めた人たちです。自分の本業が楽しくないという点では同じ人たちです。
そういう過程を経て永続性の楽しみを掴んだ人は、一様に自己の人生の充実に対する執着心は高いです。
高いだけでなく、そのための努力も積極的にできるという点では共通しています。実践無くしては何も手に入らないということです。

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