2012年11月23日金曜日

鳩山さんの政界引退

引退の会見を聞いていますと、波乱万丈の人生でしたと言っておられました。
人間には欲望があります。その欲望のために様々に模索し実現を目指して頑張る。
そのために様々な障害を乗り越えて克服するための努力をし、同時に苦労も味わう。
それは当たり前のことです。それを苦労と言うのでしょうか。
私も起業をして大変な苦労をしましたが、自分の将来のためにやっていることですから、苦労と思ったことはなく、むしろ楽しんでやっていました。
サラリーマンと自営業の大きな違いはそこなんです。
自分の欲望のために頑張り、成功すれば大きな喜楽を手に入れることができる。
だからいくら苦労をしても頑張れるし、苦労をしてもそれは楽しみと変化していけるのです。
鳩山さんは人臣を極めた人ですが、私のように食べるための苦労なんかしたことがないでしょう。
私の苦労なんかと比べると「月とすつぽん」で比較対象にはなりません。
それでも波乱万丈であったと回顧する。そのずれている感覚が煮え切らない政治に直結していたのです。それは鳩山さんだけでなく生活の苦労の知らない多くの政治家にあてはまります。真の苦労を知らないから口先ばかりの政治家になってしまうのです。

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