2012年12月12日水曜日

エッセイ「人生探訪」仕事編No14


きもの学院の人たちはどの程度の技量があるか、その段階では全くわかりませんので心配でした。
その心配していたことが現実となりました。
仕事をしていると宝塚歌劇組みの知り合いが。「飯山さんうちの人達と着物学院組みがもめてる」と知らせにきました。その原因は着物学院組みの人が、そんな着付け方は違うとクレームを付けてきたことが原因だということがわかりました。
 そこで皆を集めて怒りました。着付というものは着ていて楽で、着崩れがしなくて、出来上がりがきれい、そして早く着付けが出来ることが最良です。そういう着付けをする手順はこれでなければいけないということはない。こういう時間と競争している大変な時に、「そんなつまらないことで揉めるなんて」と怒りました。
着付け方なんかどうでもいいからなんとか時間までに上げて欲しい。そう怒鳴って自分の持ち場に帰りました。
 後に自分が各着物学院の人と交わるようになって分かったことですが、きもの学院の先生方は、芸能界の仕事など、本格的な仕事の場では使いものになりません。
 それでも自分たちは着物学院の先生であるというプライドだけは高いのです。
そのことは後に自分が学院を起こして分かったことで、その時はまだわかりません。
わかりませんがその場に来ている人の動きを見ていると、一目見てこれでは使い物にならないと直感しましたので、知り合いの宝塚組みを呼んで、着物学院組みはあてにならないのであんたらが頑張ってほしいとはっぱをかけました。

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