2012年12月22日土曜日

エッセイ「人生探訪」仕事編No23

                                                         甲山から見た我が家

 アルバイトはお中元、お歳暮の配達です。昭和50年代のことで、当時車を持ち込みで一シーズン終わった時には38万円位になりました。
 学院運営は最初の一年間は順調に推移していましたので、助手で手助けをしてくれる人を頼んでいました。
二年目からは女房に事務所の留守番に来てもらって、子供の面倒は私が見ました。
幼稚園の送り迎えは私がし、ご飯を食べさせて風呂に入れて寝かせます。勿論洗濯掃除も私がしました。
御中元の時は幼稚園は夏休みですから、朝車に商品を積んだら一度家に帰って子供たちを乗せて配達に行きます。
子供たちは車の中にジートしているのは退屈ですから一緒に付いてきます。
「この家」と私に聞きますと先にチャイムを鳴らし、「大丸です配達に来ました」と言っていました。
これは私にとっては忘れることのできない貴重な想い出です。
御歳暮の時は妻のお母さんが子供の面倒を見てくれました。
人は自分の力で成し遂げたように自慢をしますが、実はこのように多くの人達、特に肉親には大いに助けられていました。ありがたいことです。

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