2012年12月7日金曜日

エッセイ「人生探訪」仕事編No9

時代劇の仕事が少なくなってきましたので大阪に帰ってきました。
この時代になりますと映画よりもテレビ時代の到来です。テレビ局では各局でドラマ制作が盛んになりました。
時代劇が入るとテレビ局に常時派遣されている人は時代劇ができませんので、臨時でその番組だけ応援に行って仕事をします。
今はテレビ局の主だった部署は業者に任せていますが、開局当初は衣装部にもテレビ局の社員がいました。
何をするにもその人に了解を得てからというように、非常に堅苦しい雰囲気で仕事をしなければいけなかったのです。ですがその局の衣裳部の人は時代劇が全くわからないので私たち業者に全てお任せです。いちいちお伺いすることもなく仕事ができましたので、大変仕事がしやすく時代劇をできるようにしていてよかったと思いました。
この時代劇が出来るようになったことが後に着物学院を開校できる原動力になったのです。

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