2013年1月4日金曜日

エッセイ「人生探訪」仕事編No33


 着物を着るときには10cm位の幅のある伊達締めという小物を使用します。
出張着付に行って着付けをする時に一番使い難いなぁーと感じているのは伊達締めです。
それは伊達締めにゴムでシャーリングしてある物が多いのです。何処の学院の物とは言いませんがその伊達締めに、襟合わせが崩れないようにクリップが付けられているものもあります。
これは非常に使い難いです。
 着物の着付けを見て上手に着付けているか否かはおはし折のおさめ方で決まるといっても過言ではありません。おはし折は非常に目立ちますので、体から浮いた感じにならないように。そして長さも適度におさめることが大切です。
着付けを習っていて取得するのに大変難しい部分の一つであります。
その大切なおはし折の部分は、整えたおはし折を崩さないように伊達締めで確りと押さえながら、伊達締めを後ろに回して行かなければいけません。回して行く途中でシャーリングしてありますと伸びてしまって押さえの力が逃げてしまうのです。
 この商品を見ていますと、現実に着付けを知らない人が机上の上だけで、こんなものがあれば便利だろうと考えて制作したとしか思えません。
着付けを熟知している者からすれば、これらは明らかに運営費捻出のために使用させているとしか思えません。
腰紐のゴムベルトにしても、それぞれに似通っていますが、各きもの学院がオリジナル小物を使用しています。それはオリジナルにすれば市販されていませんので値段設定が自由にできるからです。

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