2013年1月13日日曜日

エッセイ「人生探訪」仕事編No42


 彼女は素晴らしい情熱の持ち主で私の助言することを素直に聞き入れて頑張ってくれました。
学院では学院との連携を密にするために、上級者は月に一度は大阪の本校に来て一緒にお稽古をすることにしていました。彼女は頑張って一緒に大阪に来る生徒が7人もできました。大阪では本校の上級者と彼女の分室の生徒が一緒にお稽古をするようにまで、生徒が増えたわけです。
 彼女は本校の上級者とは以前に一緒にお稽古をした中です。ところが今は先生という立場で皆と交わっています。女性の世界は難しいので当然確執ができます。
気まずい雰囲気になり、先生は彼女ばかりを依怙贔屓するというようなことを言い出す者までいました。
そこで私は「彼女は頑張って教室を持って学院と協力をしながら頑張ってくれている」、学院には経済的にも多大に貢献をしてくれている。だから皆も頑張ってそうなってくれれば同じ扱いにすると言いました。
 そう言っても女性の世界ですから感情的なものが残ります。
そんなことは当然のことですからほっておけばいいのですが、私の女房は学院を手伝ってくれていますので、私と彼女とがいかにも親密であるようなことを耳に入れます。
それを耳にした妻は面白くないのは当然です。
ある日、妻が彼女を辞めさせてくれと言いました。
妻にも学院を手伝ってもらっています。妻には苦労を掛けていますので、本当は妻と二人三脚で学院運営をしていくことが理想です。ところが妻は家計を支えるために手伝っていただけで教えることが好きではなかったのではないでしょうか。



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