2013年3月15日金曜日

おかしなことNo1~4

小学年の高学年になりますと、性格は出来上がっています。まして大人と相対して戦うとなると大変です。
大人になれば親でもどうすることもできないのに、他人が威厳で屈服させることはできません。ひたすら個々の良識をつついて行く以外にありません。
様々なお稽古事がありますが、それらのものが出来なくても明日からの生活に何の支障もありません。
様々な有料の資格取得の講習会がありますが、それらに参加できる人達は資格を取得できなくても、同様に
現状の生活には何の支障もないという人が殆どです。
だから折角受講をしても困難にぶち当たりますと簡単に諦めてしまいます。
そういう人を頑張らせるには人生論を説く以外に方策はありません。
資格を有していなくても生活には何の支障もない。そんなことは分かっているけれども、逆に資格があれば生活がこのように膨らんで行く。人生は喜怒哀楽の繰り返しで、資格があれば現実にこういう風に喜楽が増幅していきます。
人生は如何に喜楽を増幅させて、自己の人生を充実させるかが生きて行く目的ですから、自己の人生の充実のために簡単に投げ出さないで頑張って欲しい。そういう風に情熱を持って訴えて行く以外に前向きな気持ちを喚起させる方策はないのです。
お稽古事とか勉強は全て人生の充実につながっていますので、一つの取り組みを、そういう風に生き様全体に結びつけて訴えていくことが、プロの先生の使命だと私は思っています。
お稽古事の先生は威厳を重視して恰好をつけたがりますが、看板の内容なんかどうでもよいのです。お金を頂戴している限りは、プロとして如何に理念と信条を持って臨むかということではないでしょうか。

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