2013年3月17日日曜日

おかしなことNo2

 着付けの教室をやっていますと、お茶を習っているから着付けのお稽古に来たという人も少なくありません。
そういう人からすればお稽古のメインはお茶であって、着付けはつけたしという気持ちなのでしょう。
中にはお茶のお稽古事は高尚だが着付けなんかという侮りを持っている人も少なくありません。
お稽古をしていて、自分のやっているお稽古事を蔑んだ気持ちで取り組んでいますと、一生懸命に頑張るということができません。
お茶も難しいですが、着付けも同様に難しいのです。前向きに頑張る気持ちがなければ上手に着付けが出来るようにはなりません。着付けのお稽古に行ったけれどもやっぱり着れないという人が殆どです。
それは理屈ではなく体で覚えるまでやっていないからです。身体で覚えたか否かの基準になるのは上手に出来るようになったか否かなのです。そこまでやらなければお稽古をした意義が半減してしまいます。
そこまでやるにはそれ相応の頑張りが必要です。侮りの気持ちを有していれば頑張れないのです。
何故区別をして考えてしまうのか、おかしい現象です。

0 件のコメント:

コメントを投稿