2013年6月23日日曜日

夫源病-2


私たちの若い頃は、女性は結婚をするまではバージンでなければいけないという社会通念がありました。現在は出来ちゃった結婚に象徴されるように婚前交渉が当たり前になっています。ですから結婚をした時には既に恋愛感情が消滅しているカップルも少なくありません。
 今は少なくなりましたが、以前はお見合い結婚で一緒になる人もすくなくありませんでした。お見合いの場合は結婚をしてからお付き合いが始まるという状態で、恋愛感情も結婚をしてから湧いてくるというのが通常ですから恋愛感情は長続きします。恋愛感情の持続という点からすればお見合いで結婚した方が長くは続くのですが、それども恋愛感情はそのうちに消滅して行きます。
 消滅することは確かですから、恋愛感情に代わるものが必要です。それが感謝する気持ち、労わる気持ち、相手を思い遣る気持ちという愛です。
夫婦は風呂の湯と同じです。最初は温かく快適に入浴出来ますが、必ず冷めていきます。後々まで快適に入浴したいと思えば、感謝する気持ち、労り,思い遣りという追い炊きが必要なのです。その追い炊きをしなければ快適な夫婦関係は望めません。
 女性もいい加減な人は少なくありませんが、男の働きで生活が成り立っている場合が多いので、追い炊きの大切さに対して鈍感なのはどちかかというと男性の方が多いように思います。そんな鈍感な男の妻が夫源病に罹ってしまうのです。
妻が夫源病に罹っている家庭で、そこの夫が幸せになれることは絶対にありません。
鈍感な男は自分の身に降りかかってくることが認識できないのです。

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