2013年7月5日金曜日

禅の名言・名句 眼横鼻直(がんのうびちょく)

目は横に鼻はまっすぐについている、これほど当たり前のことはない。
春が来たら夏が来る。夏が来たら秋が来る。朝が来たら夜になる。当たり前のことはつけ込む隙がない。そのように何も謀のないのが禅である。
私たちはわざわざ謀をして生きている。だから辛いのである。
肩書き地位、名誉、世間体、世間の常識で当たり前の世界に無理やりつけこんでいる。これを捨て、当たり前の世界に生きればそこに禅の世界が広がるはずだという意味です。
 条理、道理が存在する事柄に付いては、何が道理かを踏まえて、道理に則った言動を取ることが肝要ですが、人間は我欲がつよいので自説を主張してしまい、その結果辛いことが生じています。当たり前とは道理条理に通じることですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿