2013年9月20日金曜日

楽しみの検証-11

現状の生活に十分満足されている人はあまりお稽古に来ません。
お稽古に来るということは、現状よりも生活に膨らみを持たせたいと願って
いるから来るのです。
 生活に膨らみを持たせるということは、これまでよりも心の潤いが欲しい
ということです。何故ならばすべての物事は心の潤いの為に存在しているか
らです。
 こういう堅苦し話をしますと、着付のお稽古と心の問題と何の関係がある
のかと、怪訝に思い反発する人も少なくありません。
 ところが中にはそういう理屈を聞いて、前向きに取り組む人がいます。
当然そういう人は他の人よりも上達が早いのです。上達が早いと自分が向上
していることに喜びを覚えます。そうしますと益々上達します。
 自分が努力をして身に付けたものは、他者の為に役立つ活動をすれば、喜
楽はますます増幅します。自分が向上していく喜びを実感した人は、当初は
そこまでやるなんてことは考えてなかったものが更に活動を前に進めます。
結果として自分で学院を興して、男性並に事業主として活動をしている人は
数人います。
彼女たちは本当に輝いています。その輝きは永続する楽しみを得た結果です
から、色褪せることなく輝き続けているのです。

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