2013年9月25日水曜日

楽しみの検証-16

男女愛から、永続性のある喜楽を求めても得ることは難しい。
これは、人間には「忘れる」「慣れる」「飽きる」という本能を備えているからです。
 どんな好物な食べ物でも毎日では飽きて、それを別に嫌いになるということではないが、他の物を欲します。
 五十路を過ぎて連れ合いといることが一番楽しいという人を、未だ嘗て見たことがないこともそれを証明しています。 
男女愛に永続する喜楽を求めても、実現することの難しさは、ある程度の年になれば分ります。
 今のお親子事情は把握できていませんが、以前は娘の結婚に関しては、経済的に将来性のある人を選びなさいと親が娘にアドバイスをしまいた。
自分も若い時は、お金よりも愛の方に走った経験を持っていたはずなのに、歳を取ると愛だけでは暮らせないことを勉強できているからです。
 若い人にこういうことを言うと「そんなん信じられℋん」「私は絶対にそんなことにはならない」と言い切ります。
若いですね。若い時はそれでいいと思います。若い時はそういう情熱が大切です。でも必ず躓くことがあるでしょう。そういう時には、自己の人生の充実を他力に頼っても、何の解決にもならないことだけは、心の隅に置いておくことも大切です。

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