2013年10月16日水曜日

思い出(氷式冷蔵庫)-3

買ってきた氷ですが、今は大きな冷凍庫、冷蔵庫がありますが、私がアルバイトをしていた頃は、小さな個人商店では電気冷蔵庫はありませんでした。
冷蔵庫というよりも保冷庫です。密閉した天井の低い2畳くらいの保冷庫に、麻のドンゴロスを覆いかぶせて置いておきます。
 製氷所で作った氷は硬くて溶けにくいのですが、あまり小さく切りますと当然溶けやすくなりますので、8貫目のままで保冷しておきます。配達に行くときはその大きさのまま自転車に積んで持っていきます。
 配達先で注文に応じて自転車の上で切って手鉤でひっかけて持っていきます。
かき氷屋さんでは、削る時は半貫目の大きさの氷を機械にかけますので、一貫目に切って半分のところに切り目を入れておきます。
今でも高級な飲み屋では自家製でなく、水割りにしたときは美味しいから、製氷所の氷を使っています。最近は使いやすいように、砕いてからビニール袋に入れて配達するサービスもしているようです。私の働いていた頃は砕くと溶けやすくなりますので、一貫目単位の大きさで配達するのが通常でした。ですから何処の店でもアイスピックを用意していました。
飲みに行くと、少し大きめの氷を掌の上でアイスピックで砕いて、コップに入れてくれていました。そういう光景も今は少なくなりましたので懐かしい光景です。

0 件のコメント:

コメントを投稿