2013年10月14日月曜日

思い出(氷式冷蔵庫)

32貫目の製氷されたままの大きさで彫刻されたものだと思います

先日行きつけの喫茶店に行った時に、なじみ客の間で氷の話が出ました。
話の切っ掛けは何だったのかは忘れましたが、氷談義に話が咲きましたので、私も懐かしく話に加わって楽しいひと時を過ごせました。
 それというのも、私は中学の時に朝夕は新聞配達をして、初夏から晩夏までの暑い時期には昼に氷の配達のアルバイトをしていたからです。
 サドルのすぐ後ろに背よりも高いコ型の鉄棒が取り付けられており、荷台を大きくして、後ろのタイヤだけは、リヤカーのタイヤに着けている太いタイヤを付けた自転車がありました。スタンドは今の幼児を乗せる自転車に付けられている、自転車が倒れ難くしてあるものです。
 八百屋や魚屋などの荷物を運ぶ所ではこの自転車を使っていました。
この自転車で製氷会社に氷を買いに行きます。
氷は深い井戸から汲み上げた美味しい井戸水をろ過し殺菌し、48時間時間をかけて凍らせます。氷は32貫目単位で製氷されます。大人の人は自転車で来て32貫目を乗せて帰りますが、中学生で特に細かった私では、後ろが重くて前輪が浮いてしまいますので、自転車に積めるのは16貫目です。
 16貫目と言っても理解できないと思いますので説明します。
かき氷屋さんでも、美味しいかき氷を食べさせてくれるところでは、自家製の氷でなく、製氷会社で作った氷を使っています。飲み屋でも高級な所では今でも製氷所で作った氷を使っています。硬くて溶け難く美味しいからです。
かき氷屋では13~14cm角の正方形にちかい氷を機械にかけて削ります。あの大きさが半貫目です。

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