2013年10月18日金曜日

思い出(テレビ)

テレビを最初に見たのはプロレスの力道山が出ている放送でした。
テレビは1950年代の高度経済成長期に入って、三種の神器の一つとして普及して行きます。
1953年にシャープが日本で第一号のテレビを作り売り出すのですが、17万円くらいの高額ですから、一般の家庭では買えません。
 テレビを見れるのは近所の電気屋さんだけでした。電気屋さんも宣伝の一環でプロレスが放映される時だけは、奥座敷に近所の人を招き寄せて見せてくれました。
 当日の夜は十畳くらいの座敷に、床が抜けるのではないかと思えるくらいに大勢が集まり、力道山の活躍をみんなで大喝采して応援したことを覚えています。
 1950年代の後半になってテレビが普及していくのですが、我が家がテレビを買ったのは私が中三の時でした。
 親父の寝室兼居間に置かれていて、親父はニュースばかりを見ていまして、面白くないのでテレビを見て楽しんだという記憶はありません。
 結婚をして家を出ましたので、主導権を持ってテレビを見れるようになったのはそれからです。でもテレビ局と撮影所に出向をしていました。また芸能界の衣裳の仕事を辞めてから直ぐに事業をはじめましたので、忙しくしていましたので、ゆっくりとテレビを見ることはほとんどなかったです。

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