2014年1月15日水曜日

礼服と礼装

成人式が終わりました。多くの新成人が礼服、礼装で式に臨みました。
現在の礼服は明治5年に制定、明治16年に改正された通りに着用されています。
 男子は燕尾服、モーニング、紋付の羽織袴です。女子は和服はなく全て洋服です。皇室の女性の皆様方が公の場に出席される場合は洋服をお召しになられるのは、明治の衣服礼に則った装いをされているからです。
 一般の女性は公の場に出席することは少なかったのですが、大切な通過儀礼があります。その場合に洋服では馴染めませんので、江戸時代に一般女性が式服として着用されていた、紋付の裾模様を最上の式服として着用するようになりました。
礼服ではありませんが、儀礼の場に最も相応しい、即ち礼に適った装いということで礼装といわれています。
礼装には礼に適った装いであるという意味と、礼服を装った姿という意味とがあります。女性の和服は全て礼装です。

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