2014年1月8日水曜日

眉に付いて

平安時代から安土桃山時代くらいまでは高貴な人は引眉と言って、眉を抜いて女性はお歯黒を塗って殿上眉を本当の眉の上に描いていました。
妻は眉の手入れをしなければいけないと話しましたので、昔の公家のように「眉を抜いたらいいねん」と話しました。すると妻は「眉を抜くと風呂に入った時に水滴が目に入って痛いのよ」と説明してくれました。
 男は眉を剃ったり抜いたりという経験がないものですから、そのことは分らなかったのですが、「そうか眉も目を守るという大切な役割をしているのだ」と改めて感心しました。
 その眉ですが歳を取ると何故眉だけは良く伸びるのか不思議です。
歳を取ると何もが減退をしていくものですが、眉だけは元気によく伸びます。
眉が伸びると老けて見えます。老人ですから老けて見えても構わないように思いますが、やはり何時までも若々しく見せたいですからね。
眉刈りの為にしまっておいた剃刀を今充電しています。

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