2014年3月16日日曜日

子供の学校の成績-5

子供をこう育てれば成績優秀な子供に育つという定義のようなものはありません。でも子供は自分の力で育ち、性格育成をしていくものではありません。大方は親の影響を受けて育成されていきますので、親の自覚、認識に依るところが甚大であり、その育成の仕方によってプラス作用が働くことは確かです。
 その育成法ですが、「三つ子の魂百まで」の諺の如く、乳幼児の期間が性格育成にとって最も大切です。でもその時期は親自身が、親になりたてで、その上にまだまだ人生哲学を理解できていない年頃です。自分は人生に付いてまだまだ未熟な理解しか出来ていないのだと自覚している親は稀です。
血気盛んな年齢で自信に溢れている年頃でもありますので、自分は何でも分っている、自分は最高だと殆どの人は思っています。
「亀の甲より歳の劫」「医者と坊主は老人がよい。酸いも甘いも知っている。無駄に鳥居の数をくぐらず」と言われているように、手短な所に指導者となりえる親や親せきや知り合いの老人は沢山います。でも老人の経験を敬う気持ちは全くありません。ある医者はこう言っていた等と、若いママ達は子供の為に様々に参考資料を入手してきます。健康のことは医者に任せることはベストですが、医者よりも人生の理解度の優れている老人の方が多いのです。
お金に苦労のない、「ありがとうございます」と畳に頭を擦り付けるくらいにお客様を貴んで挨拶をしたことない人達よりも、人生哲学を理解者している老人は沢山いる。そういう老人を敬い、意見を求める謙虚さを持たなければ、優秀な子供に育つとは思われません。

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