2014年3月19日水曜日

子供の学校の成績-8

子供は親の影響を多大に受けて、というよりも親によって作られていくと言っても過言ではありません。
親も自分以上の作品を作れることは稀で、大方は「親の尺度しか育たない」という結果になっています。
そういう現実を私は30半ばでよくわかりましたので、子供に謝ったことがあります。
 上の子の学校の個人面談のあった日です。成績は上中下とあれば上と中の中間くらいだと先生がおっしゃっていました。それでは先の大学進学を見据えた時に世間でいう良い大学にはいけません。
 それも全て親の責任ですから、「今からだったらお前たちをもっと成績の良い子供に育てる自信はある」「でもお前たちの性格が既に出来上がって、今からではもう遅い」「勉強、勉強と難しいことを親が無理強いすれば、お前たちが苦しくなって、その結果親子関係までおかしくなる」「お前たちの成績のいまいちなのはお父さんの責任だから、お前たちは何も気にしなくてよい」「お前たちくらいの成績の者が、何もかも良い点数を取ろうとすれば、全てが中途半端になってしまう。だから好きな学科だけ一所懸命に頑張れ。後は0点でもよい」と言ってやりました。
 何の学科が好きかと聞きますと英語と答えましたので「それでは英語だけ頑張れ」と言ってやりました。
 0点でもよいと言っても、各々には友人たちやクラスメートに対するプライドもあります。また真面な人なら今よりも少しでも向上したいと思うのが人間だから、まんざら無様なことはしないだろうという感じは持っていたからです。
それ以来子供に「勉強しなさい」と言ったことがありません。
それでも立派な社会人になってくれました。そして二人とも英語が話せて、一人は外国で事業をやっています。一人は大企業に入社して頑張っています。
女でも自立して頑張れと言い続けてきた結果です。

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