2014年7月9日水曜日

幸せさがし-11

 稼がなければ生きて行けない。稼ぐためには仕事をしなければいけません。
学校を出て社会人になれば、全ての人は自立して自分で稼いで食べて行かなければいけないのです。
先日、日本カモシカの生態をNHKで放映していました。子供が自分で餌を探して食べるようになれば、親はこどもを追い回して親の縄張りから外に追い出して自立させます。
親は自立するまで支えるのが使命です。自分で働けるようになれば、動物と同じで早々に完全自立させなければいけません。ところが豊かになって親に経済的ゆとりがあるものですから、何時までも側においてお節介をしたがる親が増えています。子供は親に面倒見てもらっている方が楽ですから、自立しない、出来ない子供も増えています。こういう現象は恥ずかしいことです。
 何故ならば、私たちは不特定多数の人たちに支えられて生きています。社会から受けた恩恵は、貢献度に差異はあっても働いて返さなければいけません。親が十分に返しているという問題ではないのです。それが共存させて頂いている我々個々の義務です。
 借りを返さなくても「返せ」と借金取りは来ませんが、それが義務だという考え方が出来て初めて大人と言えるのではないでしょうか。
でも二十歳そこそこの若者では、そういう人生哲学が理解できる若者が少ないでしょう。
それを、親や学校の先生が教えてあげるのが役割だと思っています。

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