2014年7月26日土曜日

幸せさがし-21

 結婚した当初は好きだった。一緒にいるだけで楽しかったのに、何時からか白けた関係になっていく。
意外と早くにそうなっていくわけですが、男女どちらに原因があるのでしょうか。
女性に聞きますと異口同音に「そりゃ男性や」といいます。色々と夫の事を気づかい食事なども作ります。
そういう時の料理は旨い下手の問題ではなく、心の問題なのです。
例えば、料理が美味しくなくても、「有り難う」の感謝の言葉があればいいのですが、当たり前のように振る舞って全く感謝の気持ちが感じられない。そういうことが原因で秋風が吹き始めると女性達は言うのです。
 男性の立場から見れば、他の面でもっと気遣いをして欲しいという不満が、そこにつながっているということもありますので、一方的に女性の言い分は正解とはいえません。ただ、男は俺が働いているから生活できているという傲慢な気持ちが表面化して嫌味となり、そうなっている事も少なくないことには頷けます。
人間には自己防衛の為に「慣れる」「飽きる」「忘れる」という本能が備わっています。
その本能は恋心にだけは影響を及ぼさないでくれればいいのですが、そんな例外扱いはしてくれません。恋心にも直ぐに迫ってきて影響を及ぼします。
あんなに好きで一緒になったのに、その初心を忘れて、慣れてしまい、そのうちに飽きさせてしまうのです。どんなに好きだからといっても、毎日そればかりを食べていたら飽きるのと同じです。
 その結果、別れて行ってしまう夫婦。飽きても別に嫌いになるわけではないので、旨く調整して続けて行く夫婦。できれば別れてしまいたいけれども、子供のことを考えて我慢する夫婦と、ザックリですが三つのタイプに分類されます。
 こういう流れの中で、女性は子供の育成に心の拠り所を見出して、育児に没頭して行く女性も多数いるのです。
子供は自分の分身ですから可愛いです。私も親の一人ですから、子供の可愛さは理解していますが、子供の養育に心の拠り所を見出す選択は消極的選択で、幸せさがしから遠のいていきます。

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