2014年7月27日日曜日

幸せさがし-22

 子供は確かに可愛い存在です。ですが、中学生くらいなりますと親よりも友達や異性と一緒にいることに喜びを見出して外に目を向け始めます。そして直ぐに親元から育って行き、自分のテリトリーを築きます。
どんな動物も親元から離れて行きます。子供が親から離れて行くのが正常な状態です。
こんな例があります。大阪の人で、女手一つで男の子を育てた。子供は東京の大学に行きたいというから、母親は必至で働いて子供に仕送りをした。子供は卒業して東京の企業に就職し、東京の女性と結婚した。「私は苦労して東京の大学まで行かせたのに騙された」といったご婦人がいました。
自分の生き甲斐、楽しみを全て子供にかけてきた女性の典型です。
生んだ子供は責任がありますから、立派に社会貢献の出来る子供に育てなければいけませんが、子供に親のロマンを背負わせてはいけないのです。
夫にはロマンや希望は持てないからと、子供の養育に没頭する女性も少なくないのですが、子供は親から離れて行くのが正常です。
子供の養育に没頭することは幸せさがしから遠のくといのは、夫のしろ、子供のしろ、他力では駄目ということです。
夫との関係が面白くないから、子供の方に傾いて行きます。でも子供は親から離れていくのです。
それが現実で、それなのに子供の養育を生き甲斐にしていては幸せさがしから遠のいていくのは当たり前の理屈です。

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