2014年8月7日木曜日

幸せさがし-33

人間は自己顕示欲が強く、自尊心も強く「自分は偉い」と思っています。
でも自分の値打ちは誰が決めるのか。そのことを聞きますと「自分が決める」という人はいます。
自分の値打ちは自分で決めるものではありません。
学校の先生は生徒の性格などに付いて内申書を書きます。毎日接していますとよくわかりますので、書かれた内容は適合しています。
職場でも同じです、上司はよく見ています。いくら「自分がもっと出来るのだ」と言っても、あいつは駄目だと思われていたら駄目なのです。それによって昇進が決まったり、リストラの対象になったりします。
今置かれている立場は各々の力量に適合しいと考える方がまともな考えです。
自分が不遇だと思っても、会社側からすれば妥当なのです。自分で決めるのでなく、第三者が決めた方が、自分自身に対する評価は妥当なのだと知ることが大切です。
 人は「自分はもっとできる」「自分は賢いのだ」「自分が正しい」と思うから、それが不平不満につながります。そのプライドを捨てたらどうでしょうか。
どんな仕事に就いてもプライドを捨てる。そして逆に「自分はたいしたことのない人間だ、世の中には自分より立派な人は掃いて捨てるほどいる」と思うように出来ないでしょうか。
そう思えば、「自分のような者でも雇ってくれてありがたい」と思えるようになります。
そうなればどんな仕事に就いても「有り難い」と思うから、仕事を楽しみながら、一生懸命に取り組むことができます。
若い時は少々働いても身体的には疲れません。疲れるのは精神的な要素が多いので、「有り難い」と思えればいくらでも働けます。働いても疲れません。
我々凡人には一番難しい提案だと承知していますが、「自分のような人間でも雇ってくれて有り難い」と思うことが、仕事が面白くないという人に対する最大の解決法です。

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