2014年8月21日木曜日

幸せさがし-38

人の最大の喜楽は自分の存在価値が人から称賛され承認されることです。それ以上の喜楽はありません。一時的に大きな快楽が得られたとしても、刹那的なものであっては、人生という長い期間のなかでは、差し引き大きなマイナスになります。
アメリカの心理学者のアブラハム・マズローの欲求五段階説がそのことを立証しています。
人間は一つの欲求が実現しますと、高次の欲求をするものであるという説です。
第一段階では眠りたい、食べたいという生理的欲求が起ります。その欲求が安定して満たされますと、次は安定、安心した生活をしたいと思うようになります。次には文化的に生活したいので社会帰属の欲求が出て来ます。ここまでは外的欲求で誰もがここまでの欲求に到達します。
人間は自己顕示欲が強い動物ですから、これで満足しないで、自己の存在価値を称賛、承認されたいという、精神の満足度に対する欲求が生じて来ます。
そして最後は自分の創造性を発揮して大いに社会貢献したいという、自己実現の欲求へと進んでいきます。マズロー博士の五段階欲求説はザックリと言ってこのようなものですが、第四段階の尊厳の欲求
(称賛、承認、評価、昇進)の段階に進む人の数は激減します。
称賛、承認、評価、昇進という欲求は,恐らく全ての人が抱くのですが、現実に実現させるためには、自己満足でなく、他者から承認されるだけの無形の財産(知識、知恵、特技)を所持する。または起業して自分がトップとして活躍するという環境が備わってなければ実現できません。だから第四段階に進む人は激減するのですが、幸せさがしの目的である永続性のある喜楽は、四段階を実現させて初めて手にいれることができるようになるのです。
このことは誰も教えてくれませんが、早くから知っておくことが大切です。

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