2014年11月17日月曜日

幸せさがし-94

 仕事が楽しい生き甲斐だという人は、一番幸せな生き方をされている人だとおもいます。
でもそういう人も、生涯現役という人は少数です。
どこかで現役を退くことになります。生き様を観察していますと、寿命の節目は60歳前後に一度やってきます。逝く人はそこで逝ってしまわれます。その節目を過ぎれば平均寿命まで生きていける時代です。隠退してからどう人生を過ごすかが大きな課題です。
若い時から趣味を持っていて、その年齢になれば趣味の分野で指導できるまでになっていれば、その人の人生は最後まで充実出来るでしょう。
若い時から楽器を触っていて、隠退してから音楽仲間とバンドを組んで、ボランティア活動などで演奏している人を見ると、なんと羨ましいことかと思ってしまいます。
趣味の分野は音楽だけでなく様々に存在します。女性は男性と比べるとお稽古事をしている人が多く、また年齢を重ねても、そういう世界に気軽に入っていって楽しんでいる人も少なくありません。
ところが男性は趣味を持っている人は少なく、またリタイアしてから趣味の世界に入る人も少ない。
時間とお金に少しゆとりがあっても、年齢を重ねてから趣味の世界に入っていけない人の方が多いようにおもいます。その点においても男性は女性ほど柔軟に立ち振る舞えないようです。
隠退をして目標がない人生ほどつまらないものはありません。何の目標もない、その上家庭において、妻は死んでからも同じ墓に入るなんてとんでもない。そう思われていたらどうしますか。
人生は逝く時に、「君のお蔭で、あなたのお蔭で楽しい人生を送ることが出来ました。本当にありがとう。」そう言って逝ける人生が一番幸せではないでしょうか。
親も子供も去って行って残されるのは夫婦だけ。夫婦が死ぬまで仲良く一緒にいることが一番幸せと感じることが出来る人生が、一番幸せな人生なのです。
人生は皮肉です。それが理解できるのは年齢を重ねてからです。気付いた時には、もう元には戻れない
ということになってしまっていることが多々あります。
人生は皮肉ですね。これで幸せさがしは閉じさせていただきます。ありがとうございました。

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